【校長コラム 令和6年度 第3号】
エール
6月22日、今年の山王祭が幕を閉じた。コロナ禍を越えて、一般公開2年目の令和6年度、生徒会・文化祭実行委員会は、生徒・先生方と何度も協議しながらルールをつくり、昨年度の反省を踏まえた企画を練り上げた。当日は、全校生徒・教職員が一体となり、さらに地元企業や保護者の方々のご協力のもと、大盛況の山王祭となった。延べ来場者数は2, 000人にのぼる。
山王祭はなんと言っても、文化部のクオリティの高さが光る。日頃の地道な鍛錬の賜であろう。中学の探究発表も含め、いずれも見応え、聞き応えのある充実ぶりだ。また、各クラスや有志による出し物の創意工夫もすごい。様々な情報が入手できる時代、相手を楽しませ、満足させる企画立案はなかなか難しく、一人ではできない。正解もなく、意見をまとめるのも大変だ。だからこそ、チームで協力することの意義を体感し、成長を遂げた鉾一のみんなを誇らしく思う。
現在、日本の特別活動(TOKKATSU)が世界で注目されている。私たちが当たり前のように取り組んできた活動が、社会的能力を育むために大変有効だというのだ。鉾一の生徒の取り組んできたことは、VUCA(不安定、不確実、複雑、不明確)と呼ばれる現代を生き抜く力に繋がっていると確信している。山王祭も部活動も、そしてこれから立ち向かう受験勉強も、最後までやりきることから得られることは計り知れないだろう。今をがむしゃらに生きることから道は開かれる。
「文武不岐」の校風の中、日々頑張っている鉾一生に心からのエールを送る。
7月1日 学校長 飯山美都子
本校は、令和6年度から
文部科学省DXハイスクール(高等学校DX加速化推進事業)採択校
WWL(ワールド・ワイド・ラーニング)コンソーシアム構築支援事業連携校
茨城県チャレンジ・プロジェクト重点校となりました。
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