【校長コラム 令和6年度 第4号】
ライバル
ライバル・・・好敵手とも言われるが、ライバルをつくって競争に打ち勝つことをモチベーションにする人も多いだろう。スポーツなどでは競い合うことでタイムが伸びるなど良い作用をもたらすことが期待できる。しかし、日常生活や学習において、過度なライバル視は危険が潜む。ライバルをつくると、苦しいとき、相手のマイナス部分ばかりを拾って自分を安心させようという心理が働くからだ。相手の欠点を見つければ、優越感を味わい安心できるだろう。しかし、それは一時的なことである。人の欠点ばかりに注目する人は、自分の成長を止めてしまっている。また、マイナス思考は、自分も人も幸せにしない。どんなときでもポジティブ思考で、相手のよいところを見つけ、自分もまねれば(学べば)成長し、幸せな気持ちになるだろう。
自分自身の高校時代を振り返ってみると、周囲の大人は、競争心をあおることで成績の低迷した私を奮起させようとしていたが、逆効果になっていたことを思い出す。
学力を上げるのに、あの子より上位にいきたい、と勝つことをモチベーションにしてライバルをつくるのが好きな人と、そうでない人がいる。もちろん、最終的にはあの子に勝つことが目的ではない。
君の生きる目的は何か。何のために生きるのか。限りある時間を、自分の成長のために使っているか、と自分にたずねてみてほしい。
8月1日 学校長 飯山美都子
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